【小倉記念】“夏女”イタリアン、重賞連勝 [ニュース]

 「小倉記念・G3」(7月31日、小倉)
 夏女が再び魅せた。重賞初Vを決めた七夕賞に続き、イタリアンレッドが夏のG3を連勝。地元・小倉出身の浜中を背に1分57秒3のコースレコードで駆け、シリーズの単独トップに。シリーズの対象レースを2勝した馬は初めてで、タイトル奪取へ大きく前進した。今後は放牧に出され、秋はエリザベス女王杯(11月13日・京都)を最大目標に置く。なお、2着は15番人気キタサンアミーゴ、3着は8番人気のリクエストソングで3連単は87万馬券となった。

20110801-00000020-dal-000-1-view.jpg

 太陽の光をパワーに変えて、イタリアンレッドが今年も輝いた。「夏に調子を上げるタイプで、きょうも具合が良さそうだった。レコードですからね。本当に力をつけています」。夏の小倉では5戦負け知らず。その全てで手綱を取る浜中は成長ぶりに目を丸くした。
 道中は隊列の真ん中にぽっかりとあいたスペースを追走。前半1000メートルを57秒1で通過するハイペースも味方し、中団の外めで折り合う。手応え十分に外めをまくり、4角手前で早々とゴーサイン。「思っていたよりもいいポジションを取れた。直線に向くころには“大丈夫かな”という感じだった」。脚色は最後まで衰えない。従来の記録(06年小倉記念=スウィフトカレント)をコンマ5秒上回る時計で「小倉のなかでも一番思い入れのある重賞」をモノにして、鞍上は喜びをガッツポーズで爆発させた。
 重賞初Vを決めた七夕賞に続いて、夏の重賞を連勝。戦前は3キロ増のハンデに不満げだった石坂師も「終わってみれば、ハンデキャッパーが正しかった。こう言えてよかった」と破顔一笑。「今年は例年のような(きれいな)開幕馬場じゃないので、いいのではないかなと思っていた。でも、時計は速かったね」と満足げな表情で振り返る。
 サマー2000シリーズの単独トップに躍進。過去の覇者は13、14、13、19、13ポイントで制している。20ポイント獲得は“当確”と言えるだろう。今後は放牧へ。次走は未定ながらも「55キロで勝ってくれたからね。G1?最終目標はそうなるでしょう」と話し、秋はエリザベス女王杯(11月13日・京都)への挑戦を示唆した。夏女から真の女王へ‐。実りの秋が楽しみだ。



★注目サイト★
今週の無料競馬予想は『競馬トレンド』







nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:競馬

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。