【秋華賞】ホエール、最後の1冠譲れない [ニュース]

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 悲願へ突き進む。2歳時の阪神JF2着以降、ホエールキャプチャは桜花賞2着、オークス3着とG1タイトルをあと一歩で逃してきた。前哨戦のローズSを快勝し、3歳牝馬3冠のラストステージへ。最後の1冠は譲れない。

 混迷を極めた牝馬3冠ロードの最終戦。きっ抗した実力差のなかで、最後の決め手となるのは“勝利”への強い思いにほかならない。

 悲願のG1制覇に並々ならぬ思いを抱くのは、関東のエース・ホエールキャプチャだ。世代のトップを走りながらも、届きそうで届かなかったG1タイトル。阪神JF、桜花賞で2着。オークスではメンバー最速の3F34秒0で追い込んだが、首+鼻差の3着と勝利はかなわなかった。

 だが、前走のローズSは好位から直線であっさり抜け出す、完璧なレース運びで快勝。桜花賞&オークスの両G1馬が伸びあぐねるなか、秋初戦で人気に応える好発進を決めた。「前に行ってもヘコたれなかったね。早く抜け出したのでやめようとしていた。直すところはいっぱいだよ」と蛯名厩務員は課題を挙げながらも勝利を喜んだ。

 久々を快走した反動はない。6日の栗東坂路では主戦の池添が騎乗し、4F53秒3‐38秒5‐11秒9。鋭い伸びを披露すると、9日も坂路で馬なりながら、4F52秒1‐36秒9‐12秒7の好タイムを計時した。「調子がいいと時計が出るね。日曜(9日)はそこまでやろうと思っていなかったが、乗り手とケンカしないで気分良く走ってのもの。疲れは全くない」と上昇気配がうかがえる。

 負けられない一戦だ。タマミ(70年桜花賞)、グルメフロンティア(98年フェブラリーS)など数多くの名馬を育ててきた蛯名厩務員は、21日で65歳になり、ここを最後に定年を迎える。「馬は飲まない、食べないのが一番大変なんだ。水を飲まないと歩様が硬くなったり、ボロが硬くなったりするが、この子はしっかり食べて飲んで、疲れたら寝てくれる。こんな馬は珍しい。これだけやっていても初めてかな。素晴らしい馬だよ。嫌いなのは調教が動き過ぎるところだけ(笑)」。まさに、ラストを飾るにふさわしいパートナーだ。

 勝負の時は刻一刻と近づく。「最高の状態でバトンタッチできる。コースも馬場も距離も苦にしないが、スタートがスタンド前になることだけは心配。自分の力を出し切ってほしいね」。

 陣営の思いはただひとつだ。“最後の1冠は譲れない”‐。


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